2025年10月21日
市民や市民団体との共同の運動や対話をすすめ、市民の要求実現をめざし 2025年度定期総会を開催 革新市政の会

名古屋市の革新市政の会は10月21日、2025年度定期総会を開き、リモート視聴を含め27団体5地域から50人が参加しました。
主催者挨拶にたった早川純午代表は、「今、民医連が『ケアの倫理』である個人主義的な考えからみんなで助け合って行く方向に変えよう」と運動しています。以前私たちは、市民の方々が、お互いに助け合っていくような社会を作りたいという思いから革新市政の会を作って、自分たちの声を市政の反映させてきたわけです。本日、いろいろ要求に対する発言があると思いますが、意見を出し合って、それだったら私たちはこうしたら良くなったなど、私たち自身も会の中で、お互いに言い合って実践できるような会にしていけたらと思います。」とあいさつされました。
次に、日本共産党名古屋市議団幹事長の岡田ゆき子市議が、「名古屋市政の現状と課題について」の市政報告をしました。冒頭に高市政権の危険な動きの情勢の中で、市政の現状は、(1)新たな市長の9月議会での答弁では、当局の答弁書を棒読みする官僚型であること。(3)本会議質問でのやりとりでは、市長を取り込みオール与党化している。(4)人権・個人の尊厳、ジェンダー平等の角度からの市政について、詳細を語ってももらい、引き続き市民の暮らしのために皆さんの税金を使っていく名古屋市政に転換させるため、みなさんと一緒に力を合わせて共産党名古屋市議団としても力を尽くす決意を報告されました。
議案の提案にうつり、(1)2024年度活動報告(25年3月~25年9月)と2025年度活動方針(案:25年10月~26年9月)、(2)2024年度決算、2025年度予算について(案)、(3)役員体制(案)を武藤貴子事務局長が提案しました。活動方針では、特に、新たに来年1月10日(土)夕方に「新春のつどい」を開催する方向で、愛知県内の民主団体、労働組合、政党がつどい、交流をする場が再度ほしいという声があり、愛労連・自治労連・名古屋市職労が新年の旗開きを行わないことになるので、その声にこたえるものであることの方針を打ち出しました。
会場発言では、(1)平和委員会から、今週末の10月25日~26日にかけて日本平和大会が愛知で開催されることへの参加の訴え、愛知の軍需産業の危険性について、(2)新婦人からは、学校給食無償化について、現状と今後の取り組み、(3)社保協からは、自治体キャラバン要請から見える名古屋市の姿について、遅れている名古屋市の現状など、(4)名古屋市職労から、本庁舎前「10・15正規の非正規も賃金アップ・人員増を求める決起集会」について、(5)愛知県医労連から、名古屋市総合リハビリテーションセンター現状と課題、(6)名高教から、高校授業料無償化における私立の競争が加速し、公立高校の定員割れ等の問題点、(7)名古屋市職労から、学校司書の現状、会計年度の問題等について、(8)自治労連愛知県本部から、自治体行政のあり方と福祉削るな県民集会(10/26)へのお誘い、(9)建交労から、非正規公務員(保育パート)、待機児童と学童保育の問題点等について、(10)新日本スポーツ連盟から、マラソンなどの活動の取り組みとアジパラ大会の費用など、(11)年金者組合からは、補聴器購入の補助請願について、(12)愛商連からは、インボイス制度と国保の問題点等を報告していただきました。
引き続いて、討論のまとめを武藤事務局長がおこない、その後、全部の議案について、拍手で承認されました。新役員体制では、代表:早川純午さん(民医連・再任)、事務局長:磯村和佳子さん(名古屋市職労・新任)などを選出しました。

