2024年4月17日
「あと1年で市長選!」市政を変えよう集会を開催 革新市政の会
名古屋の革新市政の会は、名古屋市長選挙が1年後と迫った中で4月16日、労働会館東館ホールにおいて、「あと1年で市長選!」市政を変えよう集会を開催し、参加者はリモート視聴を含め92名でした。
冒頭に早川純午・総務代表世話人会代表より、「うるま市の自衛隊基地を作らせなかった要因は、市民の声が国の動きを止めるというこのことが一番大きなことで、我々が声を出せば力を合わせれば変えられるんだという出来事だった。今度の市長選挙では、選挙を楽しくやって、河村批判ではなく、自分たちの持っている夢とか希望を叶えるような名古屋市政を作りたい、そのための必要な候補者を擁立したいということを考えていきたいと思っています。今日は京都の教訓をしっかり聞いて学びましょう」と挨拶しました。
第1部は、「京都の風を名古屋へ」と題して、今年2月の京都市長選で大奮闘された候補者の福山和人さんをお呼びしました(リモート参加)。福山さんは、選挙戦を通じて得た実践と教訓を踏まえ、京都市政の問題点(市民の暮らしの劣悪さ、観光では潤っていないことや大型開発への無謀な投資、行財政改革として福祉の切り捨てなど)を浮き彫りにして「くらし。ここから京都再生」を掲げてたたかい。勝つための戦略として、おもしろい・楽しい・わくわく感のある選挙戦をめざし、保守層への積極的な働きかけとSNSなどを通じた情報発信など無党派層への接近、野党共闘の追求と候補者として心がけた、オレ流を貫き、言葉は具体的で子どもにでもわかりやすくして、関西弁丸出し、比喩と双方向の対話を心がけたことなど、笑いを交えて語っていただきました。参加者は、大きくうなずきながらメモを取り、名古屋市長選挙に向けて元気と勇気をもらえた講演となりました。
第2部は、方針案として、武藤貴子事務局長より、若干の市長選をめぐる情勢として、パワポで名古屋市の現状と課題を端的に示しました。当面の取り組みは、(1)6月18日の要求交流集会の開催、(2)基本政策(素案)について、「女性・若者・非正規労働者」を柱にまとめていくこと、(3)みんなで創る安心未来との市政学習交流会や深掘りタウンミーティングなどの共同の取り組みへの参加、(4)各団体の闘争委員会と地域連絡会の再開をめざすことなどを短時間にまとめて提起しました。
討論では、事前にお願いしている方々から報告を聞きました。(1)名古屋市職労の藤井崇賀子さんより、会計年度任用職員の処遇の問題点、(2)名水労・井上真彦書記長より、能登地震の支援活動について、(3)ケアマネの会・塩田さんより、介護の実態、(4)年金者組合・渡辺義巳委員長より、名古屋市の3つの保険料(国保料・介護保険料・後期高齢者医療保険料)アップの厳しさ、(5)民青・谷本麗之委員長より、青年の動向、(6)市政報告(共産党・田口一登市議団長)より、2月議会における予算の組み替え案の中身について、発言されました。
続けて、討論のまとめを武藤貴子事務局長が矛盾だらけの市政を変えていきましょう。今までと同じことをやっていては変わりません。同じ仲間だけでやっていても変わりません。幅広い市民の人たちとともに変えていきましょうと締めくくりました。