革新県政の会・革新市政の会

2024年2月6日

2025年4月の名古屋市長選を見据え、第2回名古屋市政学習交流会を開催
革新市政の会

名古屋・革新市政の会は、みんなで創る安心の未来と共催で、2月4日の午後、名古屋市能楽堂において、第2回名古屋市政学習交流会を開催し、リモート視聴を含め54名の参加がありました。

冒頭に早川純午・総務代表世話人会代表が、能楽堂という古典的な施設で新しい名古屋市政を学ぶだけでなく、お互いに意見を出し合いながら市政を考えていきたいと呼びかけました。さらにご自身の大学時代のことにふれ、革新市政では気軽に市政などを語ることができたが、今では保守・財界政治が長く続き変貌していると述べられました。そして、本日のテーマである、人が主役の街をグランドデザインすることから、我々がどうしたら自分たちのための市政になるかを議論して、忌憚のない意見を出し合いましょうと挨拶しました。

第1部は、「(1)バイシクル・ふれんどりー名古屋、(2)こもれびプロジェクト、街路樹、(3)天白区島田丘陵」のショートビデオやホームページなどで取り組みの報告がありました。

第2部では、トーク「人が主役の街をグランドデザインする~弱い立場の人たちがしんどい思いをしない街~」をテーマに、二人の方から問題提起を受けました。一人目の井澤知旦さん(名古屋学院大学名誉教授)は、バスあるいは地下鉄、鉄道など公共交通機関を使って15分または20分で日常生活を満たす都市像をめざしながら、都市緑化として建物緑化、住宅緑化、街路樹の事例や自動車から自転車利用を増やし環境に優しい街づくりの実情、公共空間を民有地も含めて、いかに活用するのかを海外(ポートランド、ミラノ、ニューヨーク等)や日本の各都市(福岡、なんば等)の写真を交えて分かりやすく紹介していただきました。二人目の藤原はづきさん(SNAW、原発ゼロNAGOYA ACTION)は、ヒートアイランド現象が起きる要因を示し、名古屋の緑比率が他都市と比べ10.7%と低い状況にあること。緑地を増やす方策について、それぞれの要素が相互に連関し、複雑に重なり合う「セミラティス」の手法を参考にすると強調し、久屋大通公園北部の再整備における緑地の保全、温暖化の防止、騒音の吸収面で大幅な減少している。都市公園の利用も制限されている。基本的人権の尊重のベースに、人が主役の街をグランドデザインすることを改めて見つめ直したいと話があれました。その後、尾形慶子さん(みんな未来代表、緑の党・東海共同代表)の進行で二人の報告と問題提起に対し参加者からも質問や意見を受けて議論を深めました。

第3部では、参加者によるグループ懇談を行いました。3~4人一組で自己紹介や問題提起に対する感想や意見交流を図ると共にともに、名古屋市政に対してもいろいろな思いを語る場として有意義な機会となりました。

次回は、4月20日(土)午後2時から労働会館東館ホールで開催する予定です。