革新県政の会・革新市政の会

2019年12月19日

名古屋市の子育て施策などをウォッチ
革新市政の会

名古屋市の革新市政の会は12月11日、「名古屋市の子どもたちの今」をテーマに、市政ウォッチングにとりくみ23人が参加しました。子どもたちを取り巻く環境、名古屋市の施策と課題について現場の職員から話を聞き、2021年市長選挙にむけた政策づくりに生かすのが目的です。この日は、名古屋市西部児童相談所、なごや子ども応援委員会、子ども青少年局保育企画課、市立保育園を訪ねました。

市内3カ所の児童相談所での虐待相談対応件数は3394件(2018年度)で前年と比べ496件増加して過去最多、一時保護件数も過去最多です。虐待の対応については、子どもの安全や事実の確認、再発防止にむけた支援を行いますが、相談件数の増加にともない職員の超過勤務が増えていると報告されました。また、全国の児童虐待相談件数がこの20年間で13.7倍に増加しているのに、児童福祉司は2.8倍しか増えていない実態も明らかにされました。

保育企画課の担当者は、市の待機児童数が0人とされる一方で、希望する保育園に入れず利用を保留するなどの「隠れ待機児童」は4月1日現在で929人で、前年比で96人増えていると報告。参加者から「一人ひとりの条件にあわせて保育環境を整備すべき」の声が上がりました。