2015年2月27日
本土でもたたかい広げよう 辺野古への新基地建設強行に抗議し名古屋でも宣伝や集会 沖縄県民集会に呼応
沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設の強行に抗議し、22日、名古屋市・栄でも市民団体のあいち沖縄会議の人たち20人が、宣伝や集会を行いました。同日、辺野古では、5,000人が参加して県民抗議集会が開かれており、これに呼応したものです。
参加者は雨の中、「辺野古の海を埋めないで」「新基地建設反対」「命どぅ宝 基地やならん」と書いた横断幕やプラカードを掲げ、マイクで訴えました。あいち沖縄会議は、沖縄出身者、沖縄が大好きな人、沖縄問題に関心を持つ団体が、ゆるやかにつながる団体です。
街頭宣伝後は同市東区の名古屋YWCAで、辺野古・高江の阻止行動の参加者が、映像を交えて報告会を行いました。
高江に行った人からは「オスプレイ着地帯が完成し、アメリカに提供されるが、住民はあきらめていない。でも24時間見張る人数が少ない」との報告が。辺野古の行動参加者からは「のどかな風景が一変しています。24時間番をして、老いも若きも力を合わせています。『島ぐるみ会議』のバスも県内各地からやってきて応援が広がっています。しかし政府は機動隊も出して住民を排除しています」と、現地の様子を語りました。
反対運動のリーダーの山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)がこの日午前、アメリカの警備員に拘束され、日本の警察に逮捕されたということにも激しい怒りの声が上りました。このタイミング、日米の連携は、これからの市民運動への弾圧につながるのではないか、などの声も出されました。
名古屋の行動に参加した命どぅ宝あいち代表世話人の小山初子さんは「高江、辺野古も、県民が戦争につながる基地は作らせないと24時間抵抗しています。まだ間に合います。日本全国からの支援の盛り上がりを作り出したいと願っています。私は沖縄出身者として、本土でこの闘いをひろげていきたいと思っています」と語っていました。(了)