革新県政の会・革新市政の会

2013年11月26日

敬老パス 一部負担金倍加案 持ち出そうとしたが頓挫 市長は「堅持」の公約守れ! 敬老パスの存続・充実を求める会は運動強化へ

あいち年金者組合や革新市政の会が参加する名古屋の宝・敬老パスの存続・充実を求める会は、11月20日、敬老パスの一分負担金引上げに反対を盛り込んだ「敬老パスの現行制度を守り充実を求める要望書」を、4,400筆の署名を添えて河村たかし市長に提出しました。

 

同会は9月にも(当時の名称は「名古屋の宝・ 敬老パスの存続を考える実行委員会」)も市長あてに敬老パスの現行制度堅持と充実を求める署名約1万筆を提出しています。同問題は重要な段階を迎えており、同会は一段と運動を強める構えです。

 

敬老パスの見直し問題については、先にこれを審議してきた市社会福祉審議会の専門部会が「一部負担金の引き上げは避けられない」とする意見をまとめ市長に具申しました。

 

これを受けて、11月19日の市議会財政福祉委員会に市当局が、現行一部負担金の倍加、来年9月から実施という案を示そうとしました。

 

ところが、河村市長は「上げんほうがいい」という姿勢を示しており、こうした市側の不一致を理由に、同日の委員会にはこの問題が議案として出されないという異例の事態になりました。

 

市長、市の担当部門、市議会との矛盾が露呈した形になりましたが、土台には敬老パスを守ってほしいという市民の大きな世論があります。

 

一方、河村市長は選挙で「敬老パス堅持」を公約しています。市長が公約を堅持するかどうかがいま問われています。