2012年11月26日
医療・介護、保育、子育て施策の充実求め、今年も愛知自治体キャラバンが名古屋市に要請行動 国保料滞納した人への一方的差し押さえに抗議、改善迫る
2012年愛知自治体キャラバンの名古屋市への要請行動が、
11月8日、市役所内で行われました。行動には13団体45人が参加しました。
国保の算定方式の変更による保険料値上げ、介護・後期高齢者医療保険料の大幅引き上げ、保育園の廃止・民間委託、就学援助、
給食食材の放射線汚染検査、守山市民病院民間払い下げなどをめぐって話し合いが行われました。
愛知自治体キャラバンは、愛知県社会保障推進協議会などの市民団体や労働団体、政党などが共同して実行委員会をつくり、毎年、
県内のすべての自治体を訪問し、医療、福祉、介護などの施策、社会保障の改善、拡充を求める行動です。1980年にスタートし、
今年は32年目となります。
以下はこの日の参加者の発言です。
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○国保料は、この数年間一般会計からの激減で一人平均9万円余の引上げ、来年4月からは「算定方式の変更」でさらに大幅引き上げになる。
市がいう「保険料の範囲」では激変緩和策にならない。一般会計繰り入れをセットに検討すべきだ
○市は、国保料滞納者への取り立てを厳しくし、担当者と相談し分納していても差押えられるケースが急増している。
いまや業者もサラリーマンと変わらない業務実態、生活費の確保はされるべきだ。差押えに対して生活状況や減免などきめ細かな対応を。
○福祉医療での障害者のマッサージ通院を有料化しようとしている。存続に向け県に対し要請を強めて欲しい。
○介護保険料と後期高齢者医療合わせ保険料が4月から30%近く上がった。県下54中34自治体が介護の保険料、
利用料の減免を実施している。名古屋市も実施を。
○守山市民病院の売却が決まったが、市の約束を満たしていない。守山区民は、命の安全が守られない。
○保育園の委託化は、子どもたちやお母さんたちに不安を与えている。名古屋市が責任を持って公立保育園を運営して欲しい。