2010年6月21日
西山太吉さんが、沖縄・核密約で講演
6月19日午後なんぶ法律九条の会総会が名古屋都市センターでひらかれました。
総会では沖縄・核密約をスクープした元毎日新聞記者の西山太吉さんが「沖縄密約とその今日的意義」と題して講演しました。
参加者は九十数名で満席でした。
講演で西山さんは、「密約」については、アメリカが、「返還」に応じざるを得なくなったもとで、「核抜き、本土並み」を表向きに
「核持ち込み」と「基地経費5年間で1兆円の日本負担」の密約を日本政府に押し付けたことだと指摘しました。その「密約」を契機に、
日米同盟を守るための「事実の隠蔽」「情報操作」を続ける官僚機構が作り上げられたことなどを解明しました。
日本は、今、転換期に立っているとし、アメリカの動向に頼るのではなく、日本独自の国家戦略を持たなければならない。
対米依存から脱却して、沖縄に基地を作らせないたたかいを突破口として大きな運動を作り上げていこうと呼びかけました。