2010年6月7日
大企業優先県政から県民のくらし第一の県政への転換を (革新県政の会が要求・運動交流集会開く)
革新県政の会は5月25日、要求・運動交流集会(第2回団体・地域代表者会議)
を開きました。大型開発、トヨタ優先で進んできた県政か県民のくらし第一の県政への転換求める発言が続きました。
福祉や大型開発、環境問題など11人が発言。このうち▽医療問題で加藤瑠美子さん(愛知社保協事務局長)は、地域医療について
「県は地域医療をになう県立病院をつくらず、小児科、産科、救急医療などは自治体や厚生連など国公立、民間任せになっている」とのべ、
公立病院が地域医療の中心的役割を果たすプランの実施をと訴えました▽環境・公害問題で発言した村上誠治さん(医師・歯科医師の会)は、
碧南石炭火力発電所が国内最大のCO2排出事業所で愛知が国内2位の温室効果ガス排出県であること、自動車NOx・
PM法対象地域で走行規制していない2県のうちに入っていることなどを指摘。県は排出の大半を占める事業所、
自動車の規制に手をつけるべきだと訴えました
本多弘司さん(すみよい豊田を創る会)は、トヨタテストコース問題で、県が実質的にはトヨタの開発を代行しているとのべ、
こうした従来路線の大企業優遇・依存の政策転換と、企業の社会的責任を求めることこそいま必要なことと語りました▽設楽ダム問題で市野和夫さん
(設楽ダム建設中止を求める会代表)は「土建産業優先のため、それのみのダム計画、公共性のない事業だ」とのべ、
建設中止の運動への参加を訴えました。