2010年5月27日
核廃絶へ世界が前進していること実感 さらに運動広げよう(ニューヨーク行動報告会開く)
ニューヨークの国連本部で開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議
(5月3日~28日)に向け、核兵器廃絶を求めて世界各地の人たちが集まり、5月上旬、ニューヨーク行動を繰り広げました。同行動には、
愛知県から被爆者5人を含む131人が参加しました。その報告会が5月15日、名古屋市内で開かれました。
報告に立った大村義則県代表団副団長は「核兵器廃絶にむけて、世界が大きく前進していると実感しました。
前回の2005年の取り組みがあり、その後の私たちのたたかいが国内外の世論をつくりだしています。運動をさらに飛躍させ、
平和行進や原水爆禁止世界大会を成功させましょう」と呼びかけました。
現地で労働組合と交流した長坂圭造さんは、「かつて日本でもよく使われた、
軍事よりも福祉や教育を優先すべきだという運動が米国でも広がっています。核兵器を廃絶し、平和な世界をめざす取り組みを地元でも発展させたい」
と発言しました。現地でも署名に取り組んだ伊左次千賀子さんは「言葉は通じなくても平和を願っている人がたくさんいることがわかりました。
さらに署名を集めていきたい」と語りました。
同行動に愛知県からは「アピール:核兵器のない世界を」署名約25万人分を持参し、NPT再検討会議に提出しました。