2009年8月18日
「ノモンハン事件70年」の戦跡調査も展示 (18回目を迎えた、あいち平和のための戦争展開く)
今年で18回目となる「09あいち平和のための戦争展」が、
8月13日~16日、名古屋市公会堂4階ホールで、県下各地の戦争を記録・保存する会、原爆・空襲の被災者の会、
国際交流組織など44団体が参加して開かれました。
会場には写真や絵図、戦時遺品など多数展示され、あちこちのコーナーで小・中学生や高校生など若い人が、
担当者の解説を熱心に聞き入る姿が目立ちました。
コーナー展示を念入りに見て歩くと、この1年間に新たに見出された遺品や記録が加えられ、先の戦争の傷跡の深さがうかがわれ、
参加団体の活動の熱意が伝わってきます。今回、特別展としてロビーに、「第五福龍丸」「ノモハン事件70年」の特別展示が行われていました。
「ノモンハン事件70年」は、
現在の中国東北部とモンゴルの国境で戦われた日本軍とソ連軍の凄惨な戦争のことです。戦後、辺境の国境の地ということもあって、
その戦跡の実態は不明でしたが、この度、日本の民間調査団とモンゴル、中国による「国際共同学術調査団」
によって現地の発見と発掘調査が行われました。特別展にはその一部が展示され、また初日のピースステージでは調査団長の講演もあり、盛況でした。