2009年8月6日
市長とNPOなどが地域委員会創設めぐり意見交換会 (委員選任方式などめぐり発言あいつぐ)
地域委員会(仮称)制度の設置をめぐる、河村たかし市長とNPO・ボランティア団体との意見交換会が8月5日夜、
北区役所講堂で行われました。
地域委員会は、地域(小学校区か中学校区)の課題を予算権限も持つ住民の自治によって解決していくことを目的にしたもので、
河村市長の選挙公約。関心は高く、満員の会場で、発言も相次ぎ、時間も大幅に延長して行いました。
地域委員会は、来年度から1区1小学校区か中学校区でモデル実施を予定しています。この日は、
市のプロジェクトチームがこれまでにまとめた検討案を示しました。同案では、委員の選任について、(1)公募型(地域住民による投票)、
(2)公募・推薦併用型(公募枠=地域住民による投票=と、推薦枠=学区連絡協議会の推薦・地域住民による信任投票=の併用)、
(3)学区連協活用型(学区連協以外にNPO、商工団体などを加えた拡大学区連絡協議会をつくり、同連絡協議会内で投票)
の3パターンを示しています。
参加者からは「公選制にこだわってほしい。学区連協活用型では市民の声が反映されるか疑問だ」「若い世代が入れる仕組みを」
「異なった意見をどうするかなどの議論を、時間をかけてするべき」「少数の立場の人をどう考えるか。税を納めていても選挙権のない人もいる」
などの意見も出されました。
河村市長は「来年4月のモデル学区実施は拙速ではない。まずモデルをやることだ」「これで税金の使いみちの選択権を下に下ろすことになる」
などと発言しました。