革新県政の会・革新市政の会

2009年7月1日

【投稿記事】 非正規切りは許さない!まともに働けるルールづくりを!(派遣労働者が、名古屋北部青年ユニオン結成、成果上げる)

2008年の年末から、派遣など非正規労働者が大量に解雇、
雇い止めされています。仕事も住居も失った人たちが東京の「派遣村」や、ここ名古屋では、中村区役所に生活保護を求めて詰めかけるなど、
深刻な社会問題となっています。12月、私たちは、東区大曽根にある三菱電機名古屋製作所で派遣切りに遭った1人の労働者の「許せない」
「声をあげたい」という強い思いを力に、5人で名古屋北部青年ユニオン(労働組合)を立ち上げました。

非正規労働者のほとんどは、就労先企業に労働組合があっても加入できません。また、
同じ場所で働く非正規労働者どうしで団結しようと思っても、雇用主や雇用形態が違うため、
その場で労働組合を作って声を上げるということが困難な状況です。だから、「誰でも、一人からでも、どんな働き方でも入れる労働組合」
を地域に作っていくことはとても大事だと思います。

 

結成してわすか半年にしかなりませんが、現行の労働法や派遣法を活用しての愛知労働局への申告運動では、
労働局の是正指導により東海ゴムとその子会社で期間工の直接雇用、大手電機メーカー系列企業で派遣切りされた労働者の正社員化など、
雇用保障で成果を上げています。ユニオン結成のきっかけともなった三菱電機での派遣切り問題は、その後2人が加わり、
3名が原告となって三菱電機に雇用保障を求める裁判闘争へと発展しています。

 

既存の労働組合や地域のみなさんに支えられ、数人で出発した地域ユニオンは、現在2ケタも半ばとなりました。今後とも解雇、
雇い止めに遭った人の一つ一つの問題にじっくり耳を傾け、それを取り上げ解決に結びつけ、
おかしな働かせ方を容認するような労働者派遣法の抜本改正を求めてたたかっていきたいと思います。

 

投稿 
 
名古屋北部青年ユニオン 組合員