2009年7月1日
「三菱電機は派遣労働者の雇用を守れ!」と裁判 (地裁の第1回口頭弁論に支援者が詰めかける)
昨年12月、
東区大曽根にある三菱電機名古屋製作所で派遣切りに会った労働者が、「こんなことは許せない!」と立ち上り、名古屋北部青年ユニオン(労働組合)
が結成されました。1人が立ち上がったことをきっかけに、その後、同じように解雇された2名の派遣労働者がユニオンに加入しました。
3名は三菱電機に雇用保障を求めて団体交渉を申し入れました。しかし会社側は派遣労働を理由に団交を拒否したことから、
3名が原告となって三菱電機に雇用保障を求める裁判闘争を起こしました。
原告のうち勤務期間が最も長いAさんは、妻子があり、6年半、3ヶ月ごとの契約を36回も更新されています。
また5年2ヶ月勤めたシングルマザーのBさんは、高校入学をひかえている子どもに教育費がかかるというきびしい生活状況にあります。
労働者派遣で一番利益を得てきたのは、派遣先の三菱電機です。増産時には安い賃金でこき使い、
減産減益になったらモノのように使い捨てにするというやり方です。
さる5月28日の第1回口頭弁論には、多数の支援者が詰めかけ、法廷に入れない人も出ました。第2回は9月24日(木)
16時から名古屋地方裁判所で開かれます。支援団体では、多数の傍聴を呼びかけています。