2007年10月31日
恒例の愛知自治体キャラバン、県内60市町村を訪問(県の「福祉給付金・福祉医療」の改悪計画に、各市町村から意見)
今年の秋の自治体キャラバンは、10月16日~19日、愛知県、
名古屋市を除く60自治体の訪問、懇談で行われ、行動には現地参加も含めて874人が参加しました。
今回は、当初、来年4月から実施される後期高齢者医療制度を中心とした医療・介護・福祉の改善要請でしたが、直前に愛知県が来年度から、
「福祉給付金対象から一人暮らしの市町村民税非課税者を除外する(注1)」「73、74歳に対する老人医療費助成制度廃止(注2)」
の大幅な制度改悪が打ち出され、急遽、「福祉医療の改悪を実施するな!」の要請項目も加えられました。
各市町村との懇談では、愛知県の突然の「福祉給付金」「福祉医療」改悪に、多くの担当者から「簡単に打ち切れない」「県に存続、
継続を求めたい」との戸惑いや意向が示されました。
以下は、第3コースに参加した方からの報告です。
大府市訪問では、市から役職員7名、キャラバン行動から県保険医協会、民医連、知多労連、名水労、年金者組合など26名が参加しました。
市長は出席できませんでしたが、市長と打ち合わせたと言う担当課長が、後期高齢者医療対策について前向きに考えていくと述べ、
12項目の要望に対して文書回答を示しました。その他、同市で行なわれている配食サービス、宅老所・街角サロン、利用料100円の福祉巡回バス、
15歳までの医療費助成など、高齢者・障害者に対する地域密着型サービスの実施状況もふくめて、約1時間懇談が行われました。