革新県政の会・革新市政の会

2007年10月12日

くらし守るたたかい 地域、職場のすみずみから進めよう (革新市政の会が07年度世話人総会)

革新市政の会は、10月3日、2007年度世話人総会を開きました。

 

市民のくらしは深刻なのに、
大規模プロジェクトは優先の市政

 

総会報告では、「元気な名古屋」などといわれるなかで、生活保護世帯が50世帯に1世帯の割にまで急増しているなど、
市民の中で格差と貧困が広がり、人間の尊厳を奪う深刻な事態が拡大していると指摘。一方で、市は「行財政集中改革計画」「行政評価」
の実施結果を使い、大規模プロジェクト推進の市政運営をしながら、市民のくらしに直結する施策は、負担増や、
外部委託を推進していると批判しました。

 

活動方針では(1)参議院選挙で示された民意を生かす政治の実現をめざす。国と地方がすすめてきた「構造改革」
路線による格差と貧困の拡大、憲法を改悪してアメリカ軍の戦争に自衛隊が参戦できる国づくりに反対し、市民のくらしを守る取り組み、
市民要求実現の取り組みをすすめる(2)1年半後に迫った市長選に向け、節目となる取り組みを総務代表世話人会や団体・
地域代表者会議などを開催しながら具体化する。各団体や地域で市政要求実現の話し合いや世論をつくる運動をすすめる――
の2つを取り組みの基本にしていくことを確認しました。

 

参加者からは、「国のつくった名古屋港の新しい大水深バースの運営がトヨタ100%出資会社によって行われています。名古屋港は
“トヨタ港”といわれるような事態。10月29日に海上からこうした港の姿のウォッチングを計画しています」「市の福祉の職場が狙い撃ちにされ、
民営化や指定管理者制度にゆだねていく提案がされています。“小さな市役所”は“市民にとって小さな市役所”
 市のお金がどこへ持っていくのかが問われています。いろんな職場から見えるよう、『仕事最前線運動」に取り組みます」という発言もありました。

 

総会には30を超える団体・地域から、60人余の人たちが参加しました。