革新県政の会・革新市政の会

2007年8月15日

いま靖国問題を考える(平和を語る八月名古屋集会に150名余が参加)

8月15日愛知県勤労会館で「平和を語る八月名古屋集会」が開催され
「いま靖国問題を考える」をテーマにして講演と話し合いが行われ、150名余が参加しました。

はじめに、ノンフイクション作家で日本近代史研究家の保阪正康氏が「昭和天皇と靖国」をテーマに、次いで西秀成氏が「憲法改正と靖国問題」
のテーマで講演を行いました。その後、うた・合唱がありました。

 

保阪氏は、最近明らかになった昭和天皇と靖国問題のニュースに触れながら、「昭和天皇の実像が、
この2~3年の間に公開された資料によって次第に明らかになってきた」と紹介し、「靖国神社については、
戦争で天皇に身を捧げた臣民の霊を慰めるという点に狙いがあるが、実際には死後も国家の論理にとどめておこうとの意味をもっている。
したがって参拝そのものが国家の戦争目的を追認する形になっている」ことを指摘、最後に「日本は8月14日に『全ての資料を燃やせ』
と指令したが、史実を消したり、隠すのでなく、外国のように資料を大事にし学ぶことが大切だ」と強調しました。

 

参加者からは「靖国に合祀されると取り下げ出来ないのはなぜか」「A級戦犯も、日本の法律で罪を問われてないからと恩給を受けているが」
などの発言がありました。