2007年5月31日
国民平和大行進が静岡から愛知入り(5月31日から12日間の愛知平和行進がスタート)
5月31日、国民平和大行進が静岡から愛知県へ引き継がれ、12日間の
「あいち平和行進」の第1日目がスタートしました。
愛知平和行進は、新所原から二川駅前を通り桜ヶ丘高校で、教職員・生徒会全校を挙げての大歓迎のなかで第一日目の終結集会を行い、
行進参加者は900名、沿道から150筆の核兵器廃絶署名と16585円のカンパが寄せられたことが報告された。
東京夢の島からヒロシマまで歩く全国通し行進者の竹田昭彦(67歳)さんは「愛知県通し行進者19名とわかやま市民生協の立谷さん、
併せて21名がともに行進していることを紹介し、「私が3歳半の時に父が戦争に招集され、9ヵ月後の1944年7月、中国湖北省で戦死しました。
残された母と4人の姉弟は、住居を転々としながら食べる物も無い悲惨な生活を強いられました。
私には日本が犯した15年間の戦争で亡くなった日本人310万人、アジアの人々2000万人の『戦争はいやだ』『平和でありたい』
との叫びが聞こえてきます。アジア2000万人、日本300万人の犠牲のうえにある9条は、遺族の形見、遺言だ。核兵器の廃絶こそが、
日本の安全と戦争のない平和な世界へつながる道」だと決意を語りました。
県内行進に参加者している奥村一平さんは「桜ヶ丘高校の平和の塔から『原爆の火』を分けてもらい、この火を先頭に12日間、核戦争阻止、
核兵器廃絶、被爆者援護連帯、平和の願い実現を掲げて歩く決意を新たにしました」と語りました。