2006年6月11日
「構造改革」追従、大型開発優先より、県民のくらし守る県政を (革新県政の会が講演と交流のつどい)
革新県政の会(くらし・教育・平和を守る清潔な革新県政をつくる会)は、
6月11日、「講演と交流のつどい」を名古屋市女性会館で開きました。愛知県知事選が来年早々に行われます。
同会は同選挙に向け活動を強めていますが、つどいもその一環。県内各地から130人が集まりました。
「『構造改革』はくらし・自治体に何をもたらしているのか―貧困・格差拡大の構造―」をテーマに金澤誠一佛教大学教授が講演。
小泉内閣の進める「構造改革」は、フリーターなど低所得者層を増大させ、低所得者層の中に、経済的、政治的、
社会的排除という事態を生み出していると指摘。この政治に対し、「人間に値する生活」という視点、要求で、共同、
連帯して立ち向かっていく運動の大切さを強調しました。
大型スクリーンを使った「ビジュアル県政ウォッチング」では、林信敏前日本共産党県議が解説。“すべての道はトヨタにつながる”
といわれるような高速道路網建設の様子や、広大な空き地が広がる前島(常滑市。中部国際空港対岸部の臨海開発用地)
の景色などに驚きの声が上がりました。
住民団体などの人たちの発言も続きました。二人目の子どもを妊娠中とい新日本婦人の会の女性は、夫が派遣労働者という生活も語り、
妊婦検診の助成拡大の願いを、声を詰まらせて訴えました。会場からは「がんばれー」の声援が上がりました。
蒲郡市にあるラグーナの経営危機問題では、数億、数十億という巨額の財政が投入されている姿に怒りの声が寄せられました。
(写真:女性の願いを訴える新日本婦人の会の人たち)