2004年11月21日
「激変する障害者(児)の福祉制度を考える」学習会に200人が参加
障害者福祉に「応益負担」の導入は許せない!
11月21日、名古屋・伏見の鯱城ホールで、
愛知県障害者(児)の生活と権利を守る連絡協議会・全国障害者問題研究会愛知支部・
あいされんの障害3団体の有志で作るNPOあいち障害者センターは、障害当事者・家族・施設職員・教員・
関係者ら200人が参加する学習会を開きました。
この学習会は、10月12日に厚生労働省が発表した「今後の障害保健福祉施策について(改革のグランドデザイン案)」が、
来年2月の国会に提出されようとしているもとで、緊急に開かれたものです。
講師の井上泰司氏(NPO大阪障害者センター常務理事)は、「改革のグランドデザイン案が提案された背景には、
小泉自公政権がすすめる三位一体改革・社会保障制度改革がある。
今回の提案で厚生労働省はどんなことをしても障害者福祉に応益負担を導入するとしている。しかしこの点は、どうしても譲れない」。また、
施設体系の見直しの問題点を指摘し、「施設は『世話をする』ところでよいのか。施設職員からの運動も必要」「市町村への働きかけ、
障害者団体・市民との共同が重要」と訴えました。
なお、12月14日(火)12時から久屋広場で、愛知の障害者団体がはじめて共同して「障害者(児)福祉、地域福祉の後退を許さない!――
これでいいのか?!グランドデザイン案――愛知集会」を開催します。集会後の1時から、栄~市役所までデモ行進を行います。