革新県政の会・革新市政の会

2004年6月12日

イラクで拘束された郡山さんを招いてシンポ開催

自衛隊派兵差し止め訴訟原告団

自衛隊のイラク派兵差し止め訴訟原告団(原告2363人)は6月12日、 名古屋市中区の東別院会館ホールでシンポジウムを開催し、超満員の550人が参加しました。

4月にイラクで武装勢力に拘束された郡山総一郎さんは「拘束した武装グループはテロリストではなく、自警団という感じ。 彼らはみんな家族を米軍の攻撃で失った被害者で、米軍から身を守ろうとしている人たちだ」と述べました。また、自己責任論については 「現地で取材したことを伝えるのが私の自己責任。イラク国民一人ひとりの小さな声を伝えることで、戦争を考える材料を提示したい。 近いうちにまたイラクに行く」と話しました。
 名古屋大学教授の本秀紀さんは自衛隊派兵の問題点について報告し、「多国籍軍への参加は米軍の指揮下に入るということで違憲」と指摘。また 「憲法とは市民の権利を守るために政府・権力者の手を縛るためのもの。憲法と現実がずれたときに国民が政府に圧力をかけていくための足場。 憲法を生かすも殺すも市民しだいだ」と訴えました。

 派兵差し止め裁判は18日午後1時から、名古屋地裁で第1回口頭弁論が開かれます。