2024年6月19日
来年4月の名古屋市長選挙に向けて基本政策<第一次案>を公表し、市政学習と要求運動交流集会を開催 革新市政の会
名古屋の革新市政の会は、6月18日に労働会館東館ホールにおいて、来年4月の市長選に向けた「基本政策<第一次案>」の公表と各団体からの要求に関する報告と発言、併せて日本共産党名古屋市会議員団の岡田ゆき子幹事長より「名古屋市政の現状と課題」と題してミニ学習を行いました。参加者は、26団体6地域、ZOOM参加を含めて65名でした。
進行を総務代表世話人の坂野さん(愛商連副会長)がつとめ、冒頭に早川純午代表が、河村市長の「祖国のために命を捨てるのは高度な道徳的行為」という考えでは安全・平和を守ることが不可能なこと、沖縄県議選でデニー知事を支える議員が減ったこととその要因などが話されました。そして、基本政策<第一次案>をもとに、自分たちが必要とする名古屋市政について考え、交流し、団結し、そして「力」をつけて、市長選挙に向かっていきたいと挨拶しました。
第1部「名古屋市政の現状と課題」を岡田ゆき子幹事長から、名古屋市総合計画2028(案)の問題点、市政の金持ち減税、行革による公務員削減と公共の委託化の内容、河村市長の特異な世界観による市政の停滞を生んでいる状況などが報告されました。また、市民運動で、保育士の配置基準の改正、敬老パスの利用回数の上限引き上げなどを前進させたことにふれ、住民に寄り添う市政の実現で小学校給食無償化、奨学金制度の改善、公立保育所の民営化ストップ、学校調理業務の直営堅持、非正規公務員の正規化をめざそうとの提起がありました。
第2部は津田康裕政策委員長より、みんな未来・革新市政の会が合同で練り上げた2025年名古屋市長選挙・基本政策(第一次案)「安全で心豊かな暮らしを、緑あふれる名古屋で」を説明しました。
基本政策の策定にあたり、若者・女性・非正規労働者に焦点を当てたこと、財源に関係なく市政に必要な項目を政策に入れたこと、すべての人が取り残されないための施策が展開されるべきという立場で作成しました。今後、加除修正しながら、必要に応じて2次案、3次案を作成し、10月の革新市政の会総会をめどに最終案を提案します。
第3部は、各団体からの報告がありました。
- 能登震災支援から見えた課題と問題点<名古屋市職員労働組合・加藤さん>
- 河村市長の問題発言、自衛隊勧誘、歴史教科書採択等<新婦人緑支部・森本さん>
- フードバンクや青年学生等の実態<民青同盟愛知県委員会・谷本委員長>
- 学校給食無償化実現にむけたアンケート結果より〈新婦人愛知県本部・佐々木会長〉
- リハビリテーションセンターの市大付属病院化の問題〈事業団労組・加藤執行委員長〉
- 図書館司書の働き方・やりがい搾取の現状〈名古屋市職員労働組合・永井さん〉
- 地球温暖化の解消施策等<みんなで創る安心の未来代表・尾形さん>
- 学童保育の保護者負担軽減に対する意見等(建交労・田村さん)
- 厚生院特養ホームの廃止の問題点(千種名東労連・杉本さん)
最後に、まとめと閉会あいさつとして、武藤貴子事務局長より、杉並区長選挙では「区政を変えたい・よくしたい」というただ1つの共通点で支持が広がっていった。私たちも同じように支持を広げ、名古屋市民を大切にする市政に変えていきましょう。この基本政策だけでなく、見やすいパンフなども作ります。政策に関心をもってもらうためのアイディアをみなさんさんとともに出し合っていきたいと思います。あと10ヶ月ともに頑張っていきましょう!と締めました。
安全で心豊かな暮らしを、緑あふれる名古屋で~2025年名古屋市長選 基本政策<第一次案> 全文
2024年6月18日発表(革新市政の会・みんな未来)
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