2018年8月27日
「IRってカジノなの? 市民学習会」 8月26日
「IRってカジノなの? 市民学習会」が8月26日、名古屋市内で開かれ、67人が参加しました。県弁護士会の平井宏和弁護士、司法書士の水谷英二氏、精神科医の西山仁氏、反貧困ネットワークあいちの藤井克彦氏、愛労連議長の榑松佐一氏が呼びかけました。
平井弁護士は開会挨拶で、愛知カジノを考える会の発足を報告し、広く会への入会を呼びかけました。
鳥畑与一・静岡大学教授が講演、平井弁護士と西山医師が報告を行いました。
鳥畑教授は、IR型カジノについて「アメリカのカジノ資本の儲けのため」「ねらいは日本人の懐で、金を貸し付けて財産を奪おうとしている」と指摘。愛知県がカジノ誘致を検討していることを「カジノは自治体そのものを、そして県民全体をギャンブル依存症にする」と批判しました。平井氏は、カジノに一貫して反対の態度を表明してきた日本弁護士連合会と県弁護士会の取り組みを紹介、「県が誘致に名乗りを上げようとしており、地元からの反対運動、反対世論を広げ県に働きかけることが大切」と訴えました。西山氏は、「ギャンブル依存症の顕著な症状は借金と嘘であり、家庭が崩壊することも珍しくない」と指摘、政府の依存症対策について「公営ギャンブルを統括する省庁はバラバラで、一貫したギャンブルに対する施策はとられていない」と批判しました。
学習会には、日本共産党の井上さとし参院議員と、すやま初美参院愛知選挙区予定候補、立憲民主党の近藤昭一衆院議員、松田功衆院議員、高木ひろし県議、小山たすく県議が参加し連帯あいさつ。立憲民主党の吉田つねひこ衆院議員秘書も参加し、山尾しおり衆院議員からメッセージが寄せられました。