2015年8月6日
子どもたちにバランスのとれた食事、居場所づくりをめざし 北区上飯田地域で「わいわい子ども食堂」開店
名古屋市北区の上飯田地域で、4日、市民団体が力を合わせて「わいわい子ども食堂」をオープンさせました。親の都合などで、日中子どもたちだけで過ごしている子たちに、おいしくて栄養のある食事をとってもらうことや、安心して過ごせる居場所を提供しようという取り組みです。
会場の同区上飯田北町1-20-2の「すまいるハートビル」では、朝から11人のサポーターが集まり、食事作り。ベテランのお母さんたちが、カレーライス、サラダ、デザートを準備しました。
初めての取り組みとあって、不安な面持ちで子どもたちを待っていましたが、昼時になると、子どもたちや、子連れの親たちが会場に現れました。子ども11人を含む22人が来場し、まずまずのにぎわいとなりました。
食事後は、学校の宿題をする子、お互いに遊ぶ合う子など、大人の見守るなか、楽しそうに過ごしていました。サポーターの人たちは子どもたちから「おいしかった」「楽しかった」と声をかけられ、やりがいを感じていたようです。
この取り組みは、北医療生協、名北福祉会、名古屋北法律・ホウネット、子どもたちに安心な未来を手渡す会の4団体で実行委員会を結成、実現にこぎつけました。今後は、こうした対応が必要な子どもたちへの宣伝をもっと広げ、8月25日には第2回目の食堂を開店する予定です。