2008年2月26日
「後期高齢者にあらたな福祉制度」請願署名、4万2千人分提出(市民犠牲許すな連絡会が昼休み集会のデモ)
名古屋市の「市民犠牲許すな連絡会」は2月22日、
不要不急の大型プロジェクト推進より、市民の福祉、くらしを守る予算を――などと訴え、80人が昼休み集会、市役所に向けデモ行進を行いました。
新年度予算案を審議する2月定例市議会が開会中のことから、市や議会に市民の願いをアピールするために行ったものです。
同会の参加団体が中心になって、この間、「75歳以上の高齢者に新たな福祉制度を求める請願署名」運動に取り組んでおり、
集会までに集約した4万2,223人分の署名を市議会に提出しました。市議会会派に要請もしました。同署名は、
4月からの後期高齢者制度のスタートに合わせ、名古屋市がこれまで独自に行ってきた75歳からの高齢者の医療費助成制度を廃止することから、
それに代わる独自の制度の実施を求めたものです。
【市民犠牲を許すな連絡会の2008年度予算に対する10項目要求】
(1)本丸御殿など大型プロジェクトを中止すること、(2)後期高齢者医療の保険料軽減のための福祉制度の新設を、
(3)後期高齢者医療を選択しない65歳以上障害者の障害者医療助成を適用除外しないこと、
(4)障害者自立支援の負担軽減及び事業所への助成措置を、(5)国保料を引き上げないこと、資格証明書発行をしないこと、
(6)敬老パス無料復活、(7)公立保育園、福祉施設を民営化しないこと、(8)民間保育園、学童、福祉施設への補助金・助成金の拡充を、
(9)守山市民病院産科病棟の廃止及び分娩の縮小をせず、継続を、(10)使用料・手数料の値上げをしないこと。