革新県政の会・革新市政の会

2008年1月1日

革新市政の会、年頭のご挨拶

憲法が暮らしに生きる、希望の持てる一年に!
新しい年、2008年が明けました。昨年は参院選で与党が大敗。「在任中に憲法を変える」と豪語した安倍首相が突然政権を投げ出した画期的な
「変化」の年でした。

しかし肝腎なのはこれからです。地方はもとより「豊か」と言われる愛知でも、
投資家や大企業の大もうけをよそに多くの国民が派遣や臨時など不安定な働き方を強いられ、
まじめに働いても貧困から抜け出せないワーキングプアが増えています。生活保護を切られ「おにぎりが食べたい」
と書いて死んでいるのを発見された北九州の餓死事件も他人事ではありません。老後を不安に陥れる「消えた年金」や高齢者医療制度の大改悪、
際限のない庶民増税、前次官の逮捕に発展した防衛・軍事利権の底なしの闇、海外派兵恒久化に道を開く「新テロ特措法」なども大問題です。
世界第二位の経済大国にして憲法9条を持つ日本の、この現状は変えなければなりません。
後期高齢者医療制度の一部凍結や薬害問題での首相謝罪などすでに「変化」は見えますが、草の根からの要求運動と解散・総選挙で、「国民が主人公」
の政治へ確かなうねりをつくりたいものです。

 

名古屋市政も変えなければなりません。共産党を除く「オール与党」に支えられた現市政は、
大企業優先の大型開発やハコモノ作りには熱心でも国の悪政から市民を守る姿勢はなく、この10年余、暮らしや福祉の後退ばかりが目立つからです。
さらに今は「民間でやれることは民間に」と「小さな市役所づくり」を掲げ、病院・保育・ゴミ収集など市民直結事業の丸投げや、
75歳以上の高齢者の約6割(8万2千人)に及ぶ市独自の保険料減免制度の廃止まで打ち出したからです。
いったい市政は誰のためにあるのでしょう。

15ヵ月後=来年4月には市長選挙です。「革新市政の会」の年末の会議は、後期高齢者医療制度にかかわって市独自の「新たな福祉制度」
設置を求める緊急請願署名に取り組むこととあわせて、3月25日には「臨時総会」を開き、
一年後の市長選挙に向けた具体的な方針を決めることも申し合わせました。国政と合わせて足元の市政の転換にもおおいに取り組み、
「憲法が暮らしに生きる名古屋市政」をみんなで実現しようではありませんか。
以上、年頭に当たっての決意を述べ、ご挨拶といたします。頑張りましょう。

 

2008年 元旦
革新市政の会 総務代表世話人 見崎徳弘