革新県政の会・革新市政の会

2007年12月12日

“福祉の名古屋”は今どこへ! 名古屋市の市民犠牲の姿くっきり(市民が主人公、いのちと暮らし、平和を守る市政をめざし自治労連名古屋ブロックが学習交流集会)

市内の自治体関係職場の労組でつくる自治労連名古屋ブロック協議会は12月4日、“市政ウォッチング企画”第2弾として、
「この10年で市民犠牲 ここまで!」をテーマにした学習交流会を栄の市教育館で開きました。

国の「構造改革路線」に追随し、名古屋市でも市民病院の縮小・統廃合、保育園の民営化など、「小さな市役所」
をめざす動きが一段と強められています。市の様々な職場で働く人たちが、こうしたもとでそれぞれの現場で起きている問題を明らかにし、
打開のための運動大きくしていこうと開いたものです。70人が参加しました。

 

市政の全体的な姿にふれた名古屋市職労の発言者は「市役所が『企画』『立案』の部分だけが残り、現場の職員がいなくなる。自治体が
『より市民に遠い存在に』なっていく。市職労は、自治体本来の姿である『住民の福祉の増進を図る』ために、国の悪政の防波堤になって、
住民や職員とともに、『憲法をくらしの中に』生かす道を進んでいくことを求めています」と訴えました。

福祉職場の代表は、国の「構造改革路線」に合わせて、敬老パス制度の改悪、福祉給付金制度の助成対象の見直しなど、この10年来、
立て続けに福祉の後退策がすすめられてきたと指摘。「かつては『福祉の名古屋』といわれたが、いまでは“普通の市”になってしまった」
と述べました。

市民病院の看護職場、保健所、国民健康保険推進員、生活保護窓口などの職場からも発言が続きました。

 

同協議会は、10月29日に市政ウォッチング企画第1弾として「トヨタ港になった名古屋港?」をテーマに、
船上からの名古屋港ウォッチングをしています。第3弾ウォッチング企画として、来年2月6日に、
二宮厚美神戸大学教授を招いた学習講演会を予定しています。