革新県政の会・革新市政の会

2006年3月23日

“万博、空港”以後の県政の方向問う (革新県政の会が新年度予算学習と交流)

革新県政の会は3月23日、「住民本位の県政をめざす学習と交流のつどい」を名古屋市内で開きました。来年早々の県知事選に向け、
本格的な活動開始をと開いたものです。会加入団体、各地の会地域組織から60人が参加しました。

 

羽根克明事務局長(愛労連議長)はあいさつで、「小泉『構造改革』に県民の暮らしは脅かされているのに、
神田県政はその防波堤になっていません。きょうを県政変える運動のスタートにしていきましょう」と呼びかけました。

 

林信敏会代表常任幹事(日本共産党県自治体部長・前県議)が県の新年度予算をどうみるかについて講演しました。

 

愛知県は、“万博、空港以後”の県政の方向を示す「政策の指針」(第8次地方計画)を3月に明らかにしました。
「産業や文化を世界に発信する国際交流大都市圏づくり」などを大きく打ち出し、トヨタ・大企業の国際的展開と小泉「構造改革」
路線の流れに沿ったものです。今年度予算はその第一歩の予算といえ、同氏は問題点を詳しく論じました。

 

中小業者、医療、自治体、女性運動、宗教者など、各分野の人たちも発言。「『構造改革』のもとで劣悪な労働条件の非正規、
不安定雇用の若者が激増しているのに、県はまともな対策をしようとしていない。こうした県政は変えなければ」(愛労連)などの発言が続きました。

 

同会では、4月23日に、「第1回県政ウォッチング」をおこないます。いまの県政がどこに向かおうとしているのか、
この目で確かめようという企画です。名古屋港の飛島ふ頭南側コンテナターミナルや、前島
(常滑市の中部空港対岸の埋め立て開発用地などを巡ります。