革新県政の会・革新市政の会

2006年2月11日

トヨタ地元・山之手公園で1600人が決起集会 (第26回トヨタ総行動)

2月11日、トヨタの地元豊田市で全国各地の労働者・
大気汚染裁判原告団など1600人が参加して「トヨタは大もうけを労働者、下請業者、地域に還元せよ。排ガス対策強化など社会的責任を果たせ」
とアピールする第26回トヨタ総行動が行われました。

トヨタ自動車は、低賃金で劣悪な労働条件の期間工など非正規労働者を増大させ、また下請け企業への「単価の切り下げ」など、
3年連続して1兆円の利益をあげ、いまやGMを追い越し名実ともに世界のトップ企業になろうとしています。

 

山之手公園で開かれた決起集会で、羽根克明愛労連議長が「3年連続1兆円の利益をあげながら、4年連続賃上げゼロ。
3年連続ベア要求をしない状況から、今春闘で労組がベア1000円の賃上げ要求をせざるを得ない状況になった。これまでの我々の行動の成果だ」
とあいさつ。榑松佐一愛労連事務局長は、前日に行ったトヨタ本社やデンソーなど関連6社への要請内容につて、「昨年までと異なり、
どの会社も労組の『賃上げ要求』を否定しなかった」「期間工問題での改善や公害裁判での和解の努力を求めた」と報告。

 

つづいて、トヨタのディーゼルガス排出による公害裁判原告団の代表やトヨタやトヨタの孫会社で正規雇用を求めて闘っているJMIUの仲間、
松下電器の子会社の偽装請負問題で裁判闘争を行い正規雇用をかちとった大阪の仲間が発言しました。

 

集会後、トヨタ自動車本社工場前までデモ行進。参加者は「期間工の待遇を改善せよ」「大気汚染患者の救済制度を作れ」
などトヨタの社会的責任をアピールするシュプレヒコールを力強く唱和しました。

 

デモ行進後、本社工場はじめ4カ所の工場門前でトヨタに働く労働者に呼びかける宣伝行動を行いました。