2006年1月18日
「奥西さんを生きてかえせ」名古屋集会に600人(えん罪・名張毒ぶどう酒事件)
1月18日、愛知県中小企業センター講堂で、えん罪・名張毒ぶどう酒事件
『生きてかえせ! 名古屋集会』が開かれ600名が参加しました。
かつて流民の島であった八丈島の叫び「八丈島太鼓」で始まった集会は、フリージャーナリスト江川紹子さんを招いてのトーク、
弁護団あいさつ、奥西さんの状況報告とメッセージ紹介、奥西さんの切々たる意見書朗読など、
600余の参加者は身が引き込まれるような感動に包まれました。
1961年名張地方で、女性5人が毒入りぶどう酒によって殺害された事件です。1審無罪、
高裁で死刑という判決が出たものの40年にわたる「えん罪再審請求」のたたかいの結果、2005年4月、ついに再審開始決定を勝ち取ったもの。
しかし、奥西勝さんは獄中に止め置かれたままです。一日も早く救えと多くの支援者ら市民が集まりました。
集会は特別面会人・国民救援会県本部副会長の稲生昌三さんは、獄中の奥西勝さんからのメッセージを読み上げ、「獄中死させてはならない。
一本のボールペン、一枚の紙があったら署名を書いてほしい」と訴えました。
最後に「無実だから無罪だ。奥西さんを取り戻そう」と、「検察の異議申し立てを即刻却下されることを求める要請書」
の署名運動や支援活動をいっそう広めることが呼びかけられ、大きな拍手で確認されました。