2005年6月16日
原爆症認定訴訟勝利へ一歩 (沢田昭二・名大名誉教授が証人に)
6月16日原爆症認定を求める甲斐さんの第12回口答弁論が名古屋地方裁判所で行われ、沢田昭二・
名大名誉教授が証人に決まりました。
雨天の中、名城東小公園に集まった70名の支援・傍聴者は、「被爆60年の今年、何としても裁判に勝利し、原爆症認定を国に認めさせ、
核兵器廃絶、被爆者援護、平和を守ろう」と決意し、『原爆症認定訴訟勝利へ』の横断幕を持って、被爆者を先頭に裁判所まで行進しました。
原告の甲斐さんは、原爆投下直後の広島に軍の命令によって救援に入って被爆した「入市被爆者」です。原爆症認定を認めさせることは、
多くの入市被爆者に勇気を与え、その道を開くものとして全国から注目されています。
法廷では、文書のやり取りだけで終わりましたが、支援集会で「次回、8月29日は、被爆者であり原水協の代表でもある沢田昭二・
名大名誉教授が証人に立たれることが決まった」ことが知らされ、大きな期待が集まりました。
支援する会では、裁判の傍聴や支援募金などの協力をうったえています。