2004年10月12日
2004年度自治体キャラバン行動
県内86市町村に医療、介護、福祉などの拡充を要請
10月12日から15日の3日間、県内5コースに分かれて、愛知県と名古屋市を除く県内86市町村への自治体キャラバンが行われました。
この行動には、県社保協、愛労連、県保険医協会、県民医連、県新婦人の会、自治労連、年金者組合など、各地域から団体、個人が多数参加しました。
キャラバンでは、事前に各自治体に医療、介護、
福祉など社会保障の施策の拡充を求める要請項目と施策実施アンケートを送付し、訪問日にそれにもとづく懇談を行う方式で行われました。
懇談では、多くの自治体が、国の補助金カット、「三位一体改革」などできびしい財政難に立たされてはいるが、住民の医療、
福祉は守っていかなければならないと思っている。しかし先行きどうなるか不安はぬぐいえないと、自治体の窮状を訴えていました。
こうしたなか、各自治体では、自治体キャラバンに刺激を受けて、毎年何らかの施策が拡大されています。昨年から今年にかけては、
乳幼児医療費助成制度、福祉給付金の自動払い、一人暮らし高齢者世帯のゴミだしなどが拡大しています。
その力となっているのが、自治体アンケートをまとめた冊子です。今年も訪問先の自治体に冊子を手渡していますが、
なかには追加を求める自治体もあるくらいです。
なお、キャラバンの全体は、現在集計中で後日まとめが公表されることになっています。