2004年5月21日
「イラクには報道の自由がない」記者らがシンポジウムで告発
愛労連やマスコミ関係労組、市民団体などが参加する「市民と言論実行委員会」は5月21日、朝日新聞名古屋本社・
朝日ホールでシンポジウム「イラク報道と有事法制――問われる言論・報道の自由」を開き、約160人が参加しました。
パネリストは、中京大学教授・飯室勝彦、フォトジャーナリスト・久保田弘信、毎日新聞記者・加古信志、朝日新聞記者・石原剛文の4氏。
それぞれイラク戦争を取材した体験をもとに、「作戦にかかわる報道は厳しく制限された」「航空自衛隊の取材は米軍が厳しく制限した」
「自衛隊の派遣で日本人NGOなどがテロの対象になっていたことを、日本政府は隠し続けた」など、
戦争は国民に事実を隠して行われることを生々しく語りました。
また、飯室勝彦氏は「憲法改悪にむけて国民の知る権利が奪われつつある。黙っていたら戦前の日本と同じ事態になってしまう」
と指摘しました。