2017年1月24日
子どもの居場所づくり、地域の子育て支援どう進める 盛況だった「子ども食堂」の学習&実践交流会
「子ども食堂」に取り組んでいる人たちらが、「なぜ子どもの居場所づくりなのか」をテーマに、学習と実践交流会を、1月15日、名古屋市北区の北医療生協ワイワイルームで開きました。同区を中心に活動している「わいわい子ども食堂プロジェクト運営委員会」が主催したもので、雪が舞う天候でしたが、各地から150人が集まりました。
弁護士で前副市長の岩城正光氏が「子どもの貧困問題と行政・自治体などの役割とは」と題して講演。名古屋市職員労組福祉支部執行委員の酒井保治氏も「児童相談所から見えてきた子どもの生活実態」をテーマに講演をしました。
中京大現代社会学部学生チーム(ソン教授ゼミ生)による、愛知県の「子ども食堂」の現状と課題についての報告も行われました。
参加者からは、子ども食堂を始めた動機、体験、悩みなどが報告されました。これから始めようと考えといるところからは、経験しているところのノウハウ、注意点などを知りたいと、熱心な質問が出されていました。
交流会を通じ、「子ども食堂は、貧困救済支援という狭いものではない。何よりも子どもの居場所づくり」「将来は子どもの生活圏に一つ必ずありたい」「食糧の有効利用一つとってみても各子ども食堂のネットワークが必要」「行政や社協などの公的機関とも連携して行くことが大切」などの点が、クローズアップされました。