革新県政の会・革新市政の会

2013年8月16日

不当な差押をするな 南区国保料など減免をすすめる会が区に求める

名古屋市南区の南区国保料など減免をすすめる会は、8月1日、滞納とそれに対する差押の急増など、
国保料をめぐる問題で南区役所と話し合いを行いました。

会側は「国保料滞納者の差押が2008年の104件から2012年の1436件へと14倍になっている。
この差押により生活保護を受けた人が3人いる。生活保護になるような差押は行き過ぎではないか」と指摘。実際に差押になった参加者も
「憲法25条にのっとって対応してほしい」と声を上げました。

 

区側は「個別問題は調べてとわからない」答えました。このため、会側は「「生活保護を受けなければならない状態は、
生活が困難になる状態ではないのか。差押を行ったのなら、直ちに差押を解除できるはずだ」とただしました。区側は「法律上、
間違った手続きを取ったのなら、解除する」と返答しました。

会側参加者からは「さっきから聞いていると、あなたたちの仕事は、取り立てることしか言っていない。あなたたちの仕事は何なのか」
との声が上がりました。区側は「いろいろあるが、取り立てるのが仕事である。95%の人はまじめに払っているのに、支払っていない5%
の人の言い分だけを聞くわけにいかない。」と述べました。参加者から「私も95%の一人だ。血の通った対応をせよ」と発言が相次ぎました。

保険料減免については、「法定減免できるなら、役所であらかじめ減免するように」と求めました。区側は
「全員が減免を受けたら国保料の収入が減るから、結果として保険料を値上げしなければならない。」と返答しました。参加者からは、
市からの繰り入れを増やせばよいではないかという意見が出ました。

参加者からは「全体を通して、区役所側には、保険料を払えない人が悪いという意識が見え隠れして、
滞納についても再度区役所話し合う必要があると感じました」という感想も出されました。