革新県政の会・革新市政の会

2010年9月17日

「1人1万円以上の引き下げを!」 高すぎる国保料引き下げ求める署名運動始まる (実行委員会がスタート集会)

高すぎる国保料の引き下げを求めて、
名古屋市で10万人署名運動がはじまりました。 9月15日、署名スタート集会が熱田区の労働会館で行われました。

 

署名運動は、市民団体や労働団体などでつくる「名古屋の国保と高齢者医療をよくする市民の会」がおこなうもので、
11月市議会に向けて活動を進めます。署名は「国民健康保険と高齢者医療の改善を求める請願書」という形で、請願事項は
「国保料を一人平均1万円以上引き下げてください」など。

 

高い国保税(料)に全国で悲鳴が上がっていますが、名古屋市でも例外ではなく、この2年間で一人当たり平均1万7千円も上がりました。
不況による加入者の所得減に加え、河村市長が進める「市民税減税」も影響して、保険料の算定料率が引き上げられたため、
7月からは多い世帯では5万円上がったところまで出ています。

 

集会で講演した愛知県社保協の澤田和男事務局次長は「国保が高い背景には、
国庫負担金の半減や名古屋市の一般会計からの独自繰入の大幅削減がある」と指摘しました。「社会保障」としての国保であることを軸にすえ、
引き下げを求める運動を進めようと呼びかけました。

 

参加者からは「こんなにくらしや営業が苦しいときに国保料引き上げなんてするべきではない」「苦労して売上を伸ばしたら、
ほとんどが多額の消費税と国保料を支払いで消えてしまった。ものすごく負担が大きくなっているのを実感した」
「名古屋の国保は大幅に上がることは予想できたはずなのに、市はなにも対策を考えていなかったのか」など、
国保引き下げを求める意見が相次ぎました。

 

実行委員会では、今後、行政区や地域での取り組みも強め、10万人の署名を目指します。

 

請願署名用紙と解説資料は、
資料ページからPDFをダウンロードできます。