2010年9月16日
環境基準守らない高速4号東海線・山王-六番北間開通はしないで (連絡会の人たちが見学ウォークの市民に訴え)
名古屋高速道路の高速4号東海線・山王-六番北間の開通(9月4日)に先立ち、
同公社などの主催で8月29日同道路の見学ウォーキングが行われました。しかし、環境問題はクリアーできておらず、
開通強行に反対する地元の住民団体「高速3号線を考える連絡会」の人たちが、沿道で、「環境基準を守らない、開通は止めてください」などと訴え、
ビラを配布しました。
同区間は中川区と熱田区にまたがる2.8キロメートル。道路建設に当たって、名古屋市や高速道路公社は、
「環境アセスでは守れることになっている」「今回は初めから環境対策をするから守れる」と住民に説明をくり返してきました。
しかし、騒音レベルが環境基準をクリアーできないところがあるのに、この春には「環境基準がクリアーできない点があるが一部開通させる」
との態度を打ち出しました。このため、住民団体側は、約束どおり環境基準が守られるよう万全な対策をとるべきだと求めていましたが、
開通強行をしたものです。
中川区の尾頭橋ではJRと名鉄電車の通る陸橋に覆いかぶさるように同道路が通るため、ガード下では激しい反射騒音に苦しめられています。
この日、連絡会の人たちは「環境基準を守らない、開通は止めてください」という横断幕を掲げ、訴えをしました。住民の関心は高く、
1000枚のビラ配布が1時間で終了しました。