2007年2月16日
名古屋市の大気汚染、過去最悪となる (第8回愛知NO2簡易測定運動実行委員会が発表)
1986年以来3年ごとに行われている「愛知NO2簡易測定運動」は、
昨年11月に名古屋市を中心に実行委員会参加団体の4,000人が参加して、6,000カプセルで測定を行ないました。2月10日、
同実行委員会が、第8回目の愛知NO2簡易測定結果を報告しました。
測定結果は、1メッシュ(1k㎡)に5個以上のカプセルで測定し、最高と最低を除いた平均値をもとにマップが色刷りで作図され、
名古屋市の大気汚染状況が一目で分かるようにされています。なお参考に過去7回の図表も再掲され、20年間の推移が分かるようになっています。
(第1回~8回のデータ図表をクリックしてご覧ください)
今回の結果から、名古屋の大気汚染状況は過去最悪で、国の環境基準(0.06ppm)を超えるメッシュ13ヶ所、名古屋市の環境基準
(0.04ppm)を超えるメッシュは175ヶ所にのぼります。名古屋市を西よりに南北に帯状に汚染が広がり、
これまでの南部に加えて西区など北部の悪化が目立ちます。
同実行委員会では、こうした悪化の原因は道路網の拡大、自動車交通量の増大にあり、最近報道されている児童・
生徒の喘息罹患率上昇とも符合していると見ています。
調査結果を拡大して見たい場合は画像をクリックしてください(別ウインドウで開きます)。
第一回調査
第二回調査
第三回調査
第四回調査
第五回調査
第六回調査
第七回調査
第八回調査